宿を決めず気ままな旅も、日が暮れるにつれ、今日はどこに泊まろうかと悩むことがある。
ここイギリスでは、主要道路のサービスエリアには必ずと言って良いほど宿泊設備も整っている。湖水地方を抜けミロムからウォルニー島への海沿いを走っていると小さなB&Bの看板を目にした。
今日はここに泊まろう。
白い建物の前はオートキャンプ場になっており、裏手に牧場の施設がある。
オーナーは知的な夫人、ご主人はビジネスマンか朝スーツで出社する。
部屋は広く明るく清潔で、一泊28ポンドはとても安い。
海岸へは小道を通り、フットパスを利用して散策することができる。
干満の差は激しく、潮が引くと遠くまで歩くことができ、羊もそこに放たれていた。
ちなみに、フットパスを利用する際、フェンスなどの扉を閉め忘れると、1000ポンドの罰金と注意書きがあった。
朝食には必ずと言って良いほど出た、ブラックプディング(血を混ぜたソーセージ)はカリカリに焼いて、とても香ばしく美味しいものでした。
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